LAST!KISS
「ねぇ、凌太…いつもの」
優は彼氏と喧嘩をすると
必ず俺の所に来る。
そして目でねだる。
いつものように、キスをせがむ優。
分かってる、分かってる。
こいつは俺の女じゃない。
キスなんてしちやいけねぇ。
でも優にせがまれると
理性が吹っ飛ぶ。
…
優の赤い唇に
自分の唇を重ね合わせる。
ゆっくり
ゆっくり
優は俺の体温を感じるように
俺の頭を優しく掴む。
俺は最低な男だ。
メニュー