LAST!KISS







「ねぇ、凌太…いつもの」












優は彼氏と喧嘩をすると




必ず俺の所に来る。




そして目でねだる。




いつものように、キスをせがむ優。










分かってる、分かってる。




こいつは俺の女じゃない。






キスなんてしちやいけねぇ。









でも優にせがまれると




理性が吹っ飛ぶ。










優の赤い唇に

自分の唇を重ね合わせる。










ゆっくり

ゆっくり






優は俺の体温を感じるように



俺の頭を優しく掴む。







俺は最低な男だ。















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