クライマックスヒーロー

「あ～!！だめじゃないですか、関谷さん！タバコを吸いたいのならちゃんと喫煙所に行って吸って下さい!！」



「ハァ、何だよ！？おばちゃん…だってよぉ、あそこまで行くの遠いんだぜぇ!！面倒くせぇんだよ…それにちゃんと、ほらよぉ…この俺が携帯灰皿持ってんだからいいじゃねぇか!！」



「お、おばちゃんですって！？」

「何だよぉ、おばちゃんは、おばちゃんじゃねぇか!うるせぇなぁ、１本だけだからいいだろぉ？」


「何ですって～!！ダメな物はダメです!！フンッ!！」

「何だと!！ババァ!！生意気な…」


「あ、あ～あの、看護婦さん…ぼ、僕が関谷さんを喫煙所に連れて行きますから…その…ケンカは止めましょう…」



「全く～洋介君も関谷さんの言いなりに、なっちゃ駄目よ!！」


「あぁん！？何だと!？やんのかぁ？？」


「フンッ!！」


「まぁまぁ…せ、関谷さん…行きましょう…ぼ、僕が車椅子取って…き、来ますから…」

「ケッ!！面倒だぜ!！」