クライマックスヒーロー
「ケッ!!いいから、早く化けの皮を剥がしやがれ!俺はいつでも準備OKだぜ!!」


「何か~ムカつく!!何様って感じ~」


「そう、そう!たかがイレギュラーでしょ?おじさんさぁ…望月と関係なくない~?」


「ってか~☆望月も殺っちゃう~?そしたらおじさん黙る系?」

「アッハッハッハ!それい~かも★大体~監視なんか面倒だし~」


(…!?え……?)


「 おい!!俺を本気で怒らせるなよ!!… ふざけるなよ!おまえら、ひなのには指1本触れさせねぇよぉ!! 俺が相手になるって言ってんだよ!!かかって来やがれ!!」



「 何なの!!ムカつく~いったい何者~!?」


「 俺かぁ!?俺はなぁ…望月ひなのを守るため、そしてこの世界を守るために造られた戦士だ!!ケッ!自分でもガラじゃねぇがよぉ… 前おきは、十分だぜ!!おい! そっちからこねぇならこっちから行くぜ!!行くぜ!おらぁ!!」




(…守る…?あた…しを…?どう…して…?)



「 来た、来たぜぇ!この感じ、身体中の力が変わるのがわかるぜ!!足も熱くなって来た、来た――!!」

「 おまえ達!!獲物だよ!殺っちゃいな!」


「 うひょー!倒しがいのある奴が来たぜ―!!」



「おぅ、おぅ!来た!来た!これぞヒーローってやつかぁ!?早く楽しませてくれよ!?」



「 生意気な!望月ひなのも殺っちゃえ!」



( …!!やだ…!!みんな…が…かい…ぶつになってる…!!こ、怖い……)




「 た、…助けて! 」



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