~初恋~

「栞じゃなきゃ、駄目なんだ」


俺は栞がどうしようもなく好きなんだ・・・


「そんなにあの子のこと好きなんだね・・・」


「あぁ、だから悪いけどお前の気持ちには答えられない」


「そっか。失恋か~」


「ごめん」


「いいんだ、それより早く行ってあげて」


「うん。莉那色々ごめんな。それとありがとう」


俺はそう言うと屋上を出た。




< 168 / 223 >

この作品をシェア

pagetop