【長編】私とあなたは、恋をしない。
「私、ますます珠李好きになった。」


海ちゃんは、超大爆笑。


「てかてか、今誰もいないのにあんな話しても意味なくない?」


「あぁー。
晋平くんの話題?」


海ちゃんが、首を傾げながら聞いてきた。


「うん。」


私的には、それしかない。


「私たち、珠李ちゃんだと思わなかったから。」


愛ちゃんが答えてくれた。


「誰でもよかったって事?」


「だって、うちの学校って、意外に噂好きじゃない?」


そういえば、そうかもしれない。


私の噂は、予想以上だったし。


「そっか。
一人聞けば、広まるってわけね。」



納得した。


「そう言うこと。
珠李は、頭の回転早いね。
愛と大違いだわ。」


たぶん、愛ちゃんに説明するのに時間かかったんだ。


「海、余計なこと言わないで。
今は、大丈夫でしょ?」


理解したら、飲み込みが早いって事かな?
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