【長編】私とあなたは、恋をしない。
瑞希は、つきあってから、毎日部活が終わると家に来ていた。


学校以外でも私と一緒にいたいからって。


私は、部活が終わるまで待つと提案したけど、瑞希が却下。


私を一人にするのが不安だって。


だからといって、バスケ部のマネージャーは、できない。


晋平の情報を私は、知ってるから。


情報は、流さないけど、なんかイヤだから。


純粋に瑞希だけを応援できるなら、マネージャーになるけど。


ムリだから。


てか、今でも晋平のサポートをしてるわけだし。


とくに、食事の面で。


今では、瑞希のも。


お昼は、私のつくるお弁当だし、夜は、私と瑞希と晋平の3人で食べてる。


たまに、若菜ちゃんも一緒。


てか、瑞希のお母さんは、何も言わないのかな?


そう悩んでいたときぐらいに瑞希の家に行ったら言われた。


『私、料理が苦手なの。
カレーとかハンバーグみたいな定番料理ならいいんだけどね。
栄養面とか考えれないから。
だから、助かるわ。』


大歓迎だったみたい。


『母さんが言う得意料理目玉焼きだぜ。
あり得ないだろ。』


瑞希が私に苦笑いしながら言ったっけ。


これからも瑞希のために料理したいって、改めて思った。
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