【長編】私とあなたは、恋をしない。
「珠李、携帯なってんじゃない?」


机においてた携帯が光っていた。


珍しい。


誰かな?


「りぃ、誰から?」


彼氏でもない瑞希が聞いてくる。


「ん?
友達。」


私は、素っ気なく答えた。


FROM 晋平
珠李の学校で、練習試合だった。
一緒に帰ろうよ。


晋平、かわいすぎ。


見た目は、泉が言ったように男前なんだけどね。


私は、このメールを見て、ちょっと笑っちゃった。


「珠李が携帯見て、笑ってる。」



泉は、物珍しそうに私を見た。


「変?
てか、やっぱりバスケ見なきゃいけないみたい。」


TO 晋平
うん。
公に応援は、できないけど応援してるからね。


私は、晋平に返信した。


「もしかして....
彼氏くるの?」


泉は、信じられなさそうに私に聞いた。


「彼氏?」


私は、首を傾げた。
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