愛することを教えてください
ピーンポーン
げっ、本当に来たし。
そう思いながらも、どこか嬉しい自分がいた。
急いでドアを開けると、自転車とこたがいた。
「おはよう」
「小太郎おはよう」
「だから、その呼び方止めろよ」
「いいじゃん、いいじゃん♪」
あたしはこたの自転車の後ろに、なんのためらいもなく乗った。
「おい、一言乗っていいか聞けよ!」
そう言いながら、こたは出発した。
「小太郎のくせに」
「うるせ~。
てか、久しぶりに唯の制服見た」
「あたしも久しぶりに着た(笑)」