美女と美男の恋愛伝説
コウタはエリカの問いかけに
一瞬寂しそうな顔をしてから言った。

「いねーよ。」
「えー、コウタモテソウなのにな。
 超意外だな。なあアイ。」
「そ、そうだね。」
「じゃあ俺帰るわ!
 明日はがんばれよ!!」
「うん。」

あたし達は解散することにした。

あたしとエリカは同じマンション
に住んでるから一緒に帰った。

「エリカ・・・?」
「なに?どうかしたの?」
「さっきエリカがコウタに彼女いるの?
 ッて聞いたときに一瞬だけ、悲しそうな顔
 してたような気がするんだけど。
 気のせいかな?」
「え?気のせいだよ。気のせい。」
「そっか。」
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