美女と美男の恋愛伝説
殴ろうとしたら、教室に帰りやがった。

「チッ。」

あたしは舌打ちをして、壁を殴った。
マジで腹立つ。
殺して~~~~!!

少し気持ちを落ち着けたあたしは
教室に戻ることにした。

「アイ!大丈夫だったか!?」
「う、うん。」
「何もされなかったか??」
「・・・・・。」

あたしは言おうか迷った。
でも今ここで言ったら、ヒロキはキレテ
問題になりそうだし・・・。

どうしよう・・・。

「アイ?」
「あ、ううん。何にもされてないよ!!」

迷った末にあたしは、キスされたことを
隠すことにした。

「そっか。よかった~!」

ズキッ・・・。
あたしは、胸が痛んだ。
ヒロキにうそついちゃった。

もうどうすればいいの!?
そうだ・・・。
とりあえず、エリカに相談してみよう。

「う~ん。」
「どうすればいいんだろう。」
「やっぱり、明日はっきり断ったほうがいいんじゃないかな。」
「それしかないよね・・・。」

結局、明日新庄に断ることにした。
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