美女と美男の恋愛伝説
「新庄君。ごめん。
 あたし、新庄君とは、付き合えない。」
「そ、そうなんだ・・・。
 でも、これをみたらその気持ち、変わるかも
 しんないよ。」

そう言って、あたしの前に1枚の写真を
出した。

「こ、これ・・・。
 昨日の・・・。」

あたしは言葉を失った。
新庄が取り出した1枚の写真はきのう新庄に
キスされた写真だった。

「そう。どうする?」
「ど、どうするって・・・あたしはあんたなんかと
 付き合わない。」
「へえー。じゃあ、この写真学校中にばらまこうかな。
 そしたら、ヒロキはどんな反応するんだろう。」

新庄が、ここまで最低な奴だとは思ってなかった。
最低。

でも、ヒロキにだけは、この写真見せたくない。

「どうすれば、いいの?」
「んー。じゃあ、まずヒロキと別れて。」
「は!?そんなの無理に決まってんじゃん。」
「へえーいいの?そんなこと言っちゃって。
 この写真ばらまこうかなー!」

ヒロキと別れるなんて絶対やだ。
でも、ヒロキをきづつけるのだけはもっと
イヤ。

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