太陽




もう陽太のように苦しむ人を増やすわけにはいかない。




「陽太ーっ」



「ん?」




「私決めたよ。進路。大学に行く。」

この先を聞いてようた。 



あなたはどう思う?


「私ね。弁護士になりたいの。今回の陽太の事件も罰金だけで済むなんて絶対におかしい。世の中変なことだらけ。陽太みたいに苦しむ人を救いたいの。」




「美華。ありがと・…。」



ねぇ?




陽太。




私も、もう思わないよ。



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