翡翠の瞳
肌は透ける程に白く 銀色の髪から覗く翡翠色の瞳
その少年の名はジェイド
国の非常なまでの全勢力により、民は倒れる様に息絶えていったのです
そんな卑劣な戦争の中でも 希望を見失わず皆に優しかった少年
皆はそんな少年に元気付けられるように、残酷な戦いを耐えたのです
しかし、国の放つ爆撃が何人もの無力な子供達を襲ったのでした
爆撃を投げられた 刹那の瞬間に
少年が 子供達を庇いました
少年はもちろん即死
民の人々は一晩中泣き叫びました
戦争など爆撃など大砲など 何も見えず
ただ少年の最後を思い出し
胸をつまらせ、泣いたのです