翡翠の瞳


肌は透ける程に白く 銀色の髪から覗く翡翠色の瞳

その少年の名はジェイド

国の非常なまでの全勢力により、民は倒れる様に息絶えていったのです

そんな卑劣な戦争の中でも 希望を見失わず皆に優しかった少年

皆はそんな少年に元気付けられるように、残酷な戦いを耐えたのです

しかし、国の放つ爆撃が何人もの無力な子供達を襲ったのでした

爆撃を投げられた 刹那の瞬間に

少年が 子供達を庇いました

少年はもちろん即死

民の人々は一晩中泣き叫びました
戦争など爆撃など大砲など 何も見えず

ただ少年の最後を思い出し
胸をつまらせ、泣いたのです


< 2 / 15 >

この作品をシェア

pagetop