翡翠の瞳


真っ黒なマントを羽織り、マントの下には何も着てはいないのか


肩からは透ける程に白い素肌が見えていた

少年の足元には、何やら見慣れない魔方陣の様なものが印されていた


そして、少年は浅い溜め息を吐くと


マントから細く綺麗な右手を出し
左から右へ、何かを呟きながら平行に空を切った

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