あいらぶゆー






キーコキーコ

ブランコの音が響いていた。


「みぃね、
あーちゃんだいすきなの」


「あんも
みーちゃんだいすきだよ!」


「みぃが居なくなっても
だいすきでいてくれる?」


「みーちゃん、
いなくなっちゃうの?」

「うん、パパのお仕事で遠い所に
行かないといけないの…」


「うっ…うわぁーん
みーちゃぁん、やだやだぁ
いっちゃやだーぁ」


「あーちゃん、いつか…
いつかみぃがおっきくなったら
むかえにいくよ!
そしたらまたいっしょに
あそぼ?」


「…グス…ぜーったいだよぉ〜!
うっ…ぜったいまたあそぼうね?」





チュッ―――――





みーちゃんはあたしが泣いてると
いつもほっぺにキスをしてくれる

その時も変わらずほっぺにキスを
してくれた。


「なかないで?あーちゃん、
みぃにもちゅーして?」

「うん。チュッ――。」


「ありがと!
またねあーちゃん!」


「みーちゃん!またね!」

・―・―・―・―・





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