あいらぶゆー
「あのぉ、
C組のきりしまくんと
くさかくんですよね?♪」
と、蘭が話しかけた。
「うん!そうだよ〜。
D組のたかみねさんと
くすのきさんだよねぇ?」
蘭の前に座ってる人が答えた。
あたし名前言ってないのに…
「嬉しい♪うちの名前も
知っててくれたんだぁ〜♪」
平然と話す蘭。
ヒソヒソ―――――
「ねぇ。何であたしの
名前まで知ってんの…?」
ちょっと不気味…
「あー‥ それはねー‥
うーん…あっ!
新入生代表のとき
名前言ったからだよぉ!」
あ〜!だからかっ!
なーんだ♪
ボソッ「まあそれだけじゃ
ないんだけどね…♪」
蘭がボソッと言った言葉は
聞き取れずあたしはひとり
納得していた。
「俺、日下 瑠衣!
よろしく〜♪」
と、
自己紹介してきた日下くん。
落ち着いた明るい茶髪。
顔はどちらかというと
甘く可愛らしい感じ。
まあモテるんだろうな
って顔だ。
「おい!憐も言え!!」
そう言われたあたしの前に
座ってる男子に目を向けた。
目が合うと少し俯き、
「き…霧島 憐…」
それだけ言って
黙ってしまった。
霧島くんは、
黒髪で長髪でもなく
短髪でもない中間な感じ。
顔は… うん。きっと
こういう人をカッコイイ
って言うんだろうね…。
「うちは楠木 蘭♪!!」
あぁ〜
蘭はなんて可愛いの…
なんて思っていると、