あいらぶゆー






「あぁ 郁美は婚約者だ。」

あたしの姉は
鷹嶺 郁美(イクミ)



先生の婚約者…?

そういえばお姉ちゃん近々
結婚するとかなんとか
言ってたような…

えっ… それが先生って事?


あれ?でも…


「先生、彼女居ないんじゃ…」


蘭が先生が質問に
そう答えてたって
何故かわからないけど
喜んでた。


「あー!それはもう彼女なんて
チンケなものじゃないだろ?」


チンケって…


「あぁーー!だから
あたしにはあんな変な
態度だったんだ…。」


そうかそうか〜
そうだったのか〜


「まあ、お前の事は郁美から
大体聞いてたし、
お前見るとどーも郁美を
思い出しちまって…。
悪かったな。」


「さっきっから
お前お前ってあたしには
杏って名前があるんです。」


「あぁ。そうだな、杏。悪かったよ。」


あはは と笑う先生。


お姉ちゃんは今、海外留学
していて日本には居ない。

先生、寂しいんだろうな。


たまに連絡きたりはするけ
ここ1年近く会っていない。





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