恋する心は“あなた”限定

「そ…空守君!ここ…学校だよ?」


ポンポンと空守君の背中を軽く叩いてみたけど離してくれない。


「うん、だから?」


それどころか、全く動じてない様子。


どうしよう…
誰か生徒が来ちゃったら大変だよ…。


あ……
それよりも朝比奈先生!


ふと先生を見ると、キャ〜ッと嬉しそうな声を出して顔を両手で覆っている。


だけど…指の隙間からバッチリ私たちを見てるよ…。

は…恥ずかしい…。



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