恋する心は“あなた”限定

「それじゃあ、また明日な。」


「うん。また明日…。」


私の家まで送ってきてくれた空守君は、帰り際に手を振った。


それに返すように私も胸の前で小さく手を振る。


なんか……
これじゃあ、ただの席が隣のクラスメイトっていうよりも…


つ…付き合ってるみたいじゃない…?


自意識過剰かな…?



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