恋する心は“あなた”限定
雅お兄ちゃんの家に…!?
どうしよう…。
このまま空守君の傍に居ると、心拍数も最高潮になりそうだから離れたい気もする…。
でも…
「ありがとう、雅お兄ちゃん…。あの、私……」
やっぱり断ろう…。
先に空守君と勉強やり始めたんだから、途中で雅お兄ちゃんと帰るのは…失礼だよね…。
「……帰んの?」
断る旨の言葉を雅お兄ちゃんに伝えようとした時、ふと横から空守君の声が聞こえてきた。