恋する心は“あなた”限定

ドサッ…


隣の席から荷物の置かれた音が聞こえてきた。


「由優っ…!私よりも隣、隣!!」


必死に目配せをする静乃に、私は、ゆっくりと視線を隣の席に移した。


う……うそ……


信じられない光景で、一瞬夢なのかと思った。


私の隣の席って…



空守君!?



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