恋する心は“あなた”限定

ど…どうしよう…!!


すぐに視線は自分の机の方に逸らした。


心の中は、大パニック状態だ。


こんなことってある?
何かの間違いじゃないよね?


もう一度、確認のため自分の番号と黒板に書かれた席を照らし合わせる。


……私は、合ってるみたい。


じゃあ空守君が間違えてたりして……


チラッと空守君の机に置かれた紙を見ようと、少し前のめりになった。



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