恋する心は“あなた”限定

「席は間違えてねぇからな?ちゃんと見た。」


ボソッと呟くように言われて、少し顔を上げた。


空守君、私が席の番号を気にしてること…分かったんだ…。


しかも、間違ってないって断言されちゃった…。


そりゃそうだよね、席替えなんだから自分の席はちゃんと見てから来るもんね…。


あぁ……
なんだか私……テンパってる気がする…。



小さく溜め息をついた。



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