恋する心は“あなた”限定
「勘違いなんかじゃねぇ…。俺は、由優のことが好きなんだから…。」
「え…?」
私は目をパチパチと何度も瞬きを繰り返す。
い…今、空守君…
私のこと“好き”って言ってくれたような……
予想すらしてなかった言葉に固まってしまった。
「俺、由優が好きだ…。ずっとずっと、好きだったのは由優だけなんだ…。」
これ、夢じゃないんだよね…?
私、ずっと想っていた人から“好き”っていう言葉を何回も言ってもらっちゃってる…。
信じられない気持ちと嬉しい気持ちが混ざった涙が、とめどなく溢れていく。
でも、とても温かい涙…。