恋する心は“あなた”限定
「由優…俺の彼女になって?どうしようもねぇくらい好きだから…もっと傍で由優を感じていたい…。」
サラサラな髪をゆっくり撫でながら、そう伝えた。
小学生の時は恥ずかしさや照れくささがあって、自分の気持ちとは逆のことを言って由優を傷つけた。
一番大切に想ってた女の子だったのに、最低なことをしたんだ…。
由優が心に負った傷は消えるわけじゃねぇけど……
それでも、ちゃんと“好き”っていうこの想いを告白して、今までの時間を全て満たせるほどの愛を注ぎたい…。