恋する心は“あなた”限定
「先生…!今日、由優は来てますか……って、あ!」
聞こえたきた声にドキンと心が反応する。
こ……この声は…
「ちゃんと今日は由優ちゃんが来てるわよ〜!空守君!」
や…やっぱり空守君だ…!
ゆっくり顔を上げると、空守君は保健室の扉を閉めて、私に笑顔を向ける。
「良かった…。やっと由優と二人きりになれた…。」
ものすごく優しい笑顔で見つめられて、一気に心拍数が上昇していった。