恋する心は“あなた”限定
は…恥ずかしい…。
瞬く間に顔が熱くなっていく。
普通、そんなこと思ったりしないよね…。
空守君…、付き合ってるくせに何言ってんだよ…って、怒ってるかな…?
怒りを通り越して溜め息出そうなくらい呆れ果てているかも…。
どんな表情をしているのか見るのが怖くて、俯いたまま目をギュッと瞑っていると…
「そっか…。理由聞けて安心した…。」
空守君の優しい声が聞こえてきて、私は瞑ったばかりの目を開けて、ゆっくりと顔を上げた。