恋する心は“あなた”限定
しばらく二人で保健室にいるうちに、俺の舞い上がっていた気持ちも、顔の火照りも治まってきた。
ちょうどそのタイミングで保健の先生が戻って来たこともあり、俺たちは足早に保健室を出ることに。
由優は、恥ずかしがって一緒に帰るのを断ろうとしたけど、俺は、あっさり却下させてもらった。
外も暗くなってきたっていうのに、一人で帰らせるのは物騒だし…
何より俺が少しでも長く由優の傍にいたい。
そう思ったから…。