恋する心は“あなた”限定

足早に保健室へと向かうと、ちょうど由優も来たばかりで、カバンをソファーに置こうとしている。


俺は由優のところまで行くと、ギュッと抱きしめた。

「きゅ…急にどうしたの!?だ…誰か来ちゃうかもしれないよ?」


驚いている由優は離れようとするけど、そうさせないよう強く抱きしめる。


誰か来たって別に関係ねぇよ…。


前から、ここで二人で会ったりしてたんだから、そんな心配…今更だろ?



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