恋する心は“あなた”限定
あ…!
プレゼント、急いで見に行かないと!!
理緒の誕生日までに残された貴重な放課後の時間だから、無駄には出来ない…。
そう思いながら、急ぎ足で街中のお店へと向かった。
パッと目に飛び込んできたお店に入り、中をウロウロしながら雑貨やアクセサリーを次々と見ていく。
可愛い…と思えるものもあるけど、それは…あくまで私の好み…。
理緒にプレゼントするとなると、微妙な気がしてしまう。
そうこう悩んでいるうちに、時間はあっという間に過ぎていき、気付けば外はスッカリ暗くなっていた。