恋する心は“あなた”限定
翌日も、由優は昼休みに保健室へと向かう気配はなく、友達と話をしている。
あの中に俺も入っていって話したい…と思うのは重症かな…?
それぐらい、由優の声を傍で聞きたい…。
アイツの可愛い表情を独り占めしたい…。
そんな思いで、いっぱいなんだ…。
あ…!
もしかして由優…、俺に言えない……、いや言いづらいことを抱えてるのか…?
それで迷惑掛けたくなくて、俺と話さないようにしてるんじゃねぇよな…?