恋する心は“あなた”限定

「あっ…ごめんなさい…」

由優は先生を見ると、俺からパッと体を離して距離を置いた。


別に保健の先生なんて、俺たちのこと知ってるんだから、わざわざ離れなくてもいいのに…。


「今日は先生も仕事があるから、悪いけど居させてもらうわよ?ソファーでラブラブなところ見せつけられると集中出来ないから、そこ使ってくれる?」


先生はベッドを指差した。

「えっ…?」


ビックリしながら、ベッドを見ている由優の手を再び握って、傍まで連れて行った。



< 379 / 420 >

この作品をシェア

pagetop