恋する心は“あなた”限定

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うーん…
理緒、遅いなぁ…。


保健室に来てから、かれこれ1時間以上経過した。


あれだけ女の子たちが周りにいたから、無理もないか…。


私は、カップケーキとクッキーの入っている紙袋をテーブルに置いて、ジ〜ッと見つめる。


理緒……、女の子たちから、たくさんプレゼント貰っているだろうし…


私までプレゼントを渡したりしたら、ウンザリしちゃうかなぁ…。


“これ以上いらない”って言われちゃうかも…。


頭の中で嫌な方へと想像を膨らませていると、急にザーッという音がし始めた。


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