恋する心は“あなた”限定
「ふーん、そうなんだ…。」
空守君は袋からパンを取り出して食べ始めた。
「…俺も今度から昼休みはここで過ごそうかな。静かでいいし。」
ポンと出た空守君の言葉に、私は一瞬固まった。
お昼休み……
空守君も保健室に来る…!?
た…確かに教室で食べてたら女の子たちが来るから、ゆっくりと味わえないとは思うけど…
何も保健室でなくても…。他にも空き教室や、人気のない場所はあるよね…?