star★dust
「子猫欲しいな・・・好きだよこういう場所
 星が好きなのあたし。でも、空も海も自然な景色は好きだよ」
「そうなんだ!!子猫あげるよ1匹><・・・・・・
 俺さぁこうやって景色とか見てると母さんが笑ってる気がして
 好きなんだ。・・・俺の母さんね俺が5歳の時に死んじゃってさ
 いつも、やさしく笑って俺を包みこんでくれたんだ。
 だから、こうして母さんが喜んでる顔を探してるんだ」
「・・・・・・」
「わりー、なんかしんきくさくなっちゃったな。はは」
「・・・・・・」
「どうしたんだよ、希星」
「ムリする事ないと思う・・・ムリする事・・・」
「希星??」
桐矢にもそういうきつい過去とかがあったんだね・・・。
あたしにもそういう過去があったように・・・
「もう少しここにいたい。」
「うん(笑)・・・」

それから、少しの間あたしと桐矢は空を見上げていた。
「よし!!そろそろ帰るぞ!希星」
「・・・うん・・・」
階段を下りて再び自転車に乗った
「行くぞ」
「・・・「コクン」」
「希星の家ってどの辺?」
「さっきのお店の左にまっすぐ行くと水菜って書いてある
 家がある。」
「りょーかい☆」
「っあ、ここでいいや。」
「いや、家まで送るよ」
「ううん。お姉ちゃんに買い物頼まれてるから」
「そっか^^じゃぁ、今日はありがとっっ♪」
「うん、ありがと★ばぃばぃ」
「じゃあなぁ~」
・・・すごく楽しかった
”琴、今日は琴の笑顔を教えてもらったよ!!
   あたしが星を見てて涙が出てきたのは琴のしわざだったの?”
「・・・綺麗だなぁ、空・・・」
お菓子も買ったし帰るか!!
・・・琴はあたしがこんな風に悲しんでるのきっと嫌がるんだろう
なぁ~。
「ふぅ~・・・よし!!」


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