star★dust
なぜなのかは分からないけど、壁を作っちゃう所があるみたいで・・・でも、だからと言って周りから何か言われる事も傷つく事も何もなかった。部活も陸上部をやってたけど、
幽霊部員だったし・・・。だけど、ある時あたしのクラスに転校生が来たの。その子は顔もかわいくて小さくてふんわりしてて男子みんながくぎずけだった。でも、そんな転校生を女の子達は受け入れようとはしなかったの。憎くてしょうがなかったんだろうね。それに対してあたしはすごく嫌で、いじめを止めたの。それから、転校生とすごく仲良くなったの。なのに・・・・・・・・・。」
「なのに、どーしたの??」
「転校生は部活内で先輩にまでいじめられてた・・・。先輩の中のかっこいい人がその子に告ったって言うのが理由で・・・それで、耐えられなくて・・・・・・っう、はあ・・
うぅ~・・・」
「「ぎゅっ!!」ごめん。無理して話さなくていいから」
「ふっっ・・うっう・・・・ッハァ・・・えーん・・」
桐矢は学校にバスが着いてもあたしの声が目立たないように優しく抱きしめたまま次のバス停まで降りずにそばにいてくれた。
次のバス停に着くと桐矢はあたしのかばんを持って腕を引っ張りながらバスから降りた。
「今日はちょっと遅れます。・・・はい!!水菜さんもです。・・・はい・・すいません。お願いしますm(_ _)m「ピッ」」
桐矢は学校に嘘をつき遅れると電話をしてくれた。
一応、桐矢はいい子みたい・・・
「はい!!!だいぶ落ち着いた??」
「うん・・・ありがと」
「これコンビニで買ったんだ^^3本買っといて良かった★」
桐矢がコンビニでかったミルクティーをあたしは1本もらった
「おいしい・・・!」
「おお!!それは良かったなぁ~」
「「ニコ」」
「そんな風に笑うなよ希星//」
「・・・え!?」
「(てれんじゃねーか//)」
「・・・??」
「っさ!!!学校まで歩いて行くか♪」



あたしはこの時今までずっと心にあったずっしり重く冷たい氷のようなものが少し・・・ほんの少し・・溶けたような気がした。


学校の前まで来た。
時間は10時30分。ちょうど3時間目が始まる時間だった。
「っお!!!ちょうど3時間目の時間だ^^」
桐矢もそれに気づいて言った。




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