Time Machine





「え・・・。
だって・・・・詩音、否定しなかったんだぞ??」


「え・・・詩音と話したの??」


「うん・・・。この間、近くの公園で・・・。」


そういえば、この前詩音が遅刻してきたことがあった。

あのとき、純くんと話してたんだ・・・・。



「なんか話しかけて途中でやめたりするのが多かったけど、
『あたしが香織を傷つけたのは事実だ』って…
だから、俺・・・てっきり・・・・。」




詩音はいつもそうだった。

本当に・・・いつも。

周りの人を優先させて

大切な人の為なら

自分を犠牲にして

いつもいつも

まっすぐで

やさしくて

誰よりも

あたしのことを

考えてくれてた。




どうして・・・・





こんなあたしを






かばったの・・・・?????




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