Time Machine
な・・・んで・・・
「『香織』って呼んでるんだ??」
「うん。向こうがそれでいいって言うからさ。」
「香織と純って初対面??」
「まぁそうなるかな。今日の昼休みに
『詩音の親友です!』って言われて互いに自己紹介したから。
それがどうかした??」
・・・心が・・・
さっきと違って・・・痛い。
「・・・ん〜ん。なんでもない。
香織可愛いでしょ??」
「う〜ん、まあ・・・。」
【諦めよう】
その言葉が頭をよぎった。
「今ねフリーだよぉ。あんな可愛いのに珍しいよね。」
「へぇ〜・・・。そおなんだ。」
「うん。まあ告られても香織がOKしないだけなんだけどね。」
「ふ〜ん。
で??行くの??遊園地。」
「・・・うん。行くよ。」
「そうか。じゃあな。」
プッ—・・・ツーツー・・・
耳に残るのは虚しい機会音だけ。
一方的に切られちゃった・・・。