Time Machine
教室では席が隣だから大して変わらないのに
でも・・・やっぱり純が近くにいることが慣れない。
だけど・・・・・・・・・・
どうしてだろう
こんなに近くに居るのに
なぜか、純が 遠くに感じる・・・・。
「な、な!これ前からまわってきたんだけど食う??」
純の隣の席に座ってる、大山くんがチョコの箱を渡してきた。
「あ、食べる食べるー♡いただきまーす!」
真実がそう言って受け取った瞬間
ドキンッッ———!!
純が後ろを振り返り身を乗り出してきた。
「詩音食い過ぎんなよー??
後ろの奴にも回すんだからさ。」
「わ、わかってるよ!」
純のにこにこ笑う顔を直視出来なくて
あたしはぷいっと窓の外を見る。
あーあ・・・・あたしってば可愛くない。
なんでこんな態度しか取れないのよ・・・・
後悔の渦が胸に残る。