Time Machine
全ての始まり
【日曜日】
天気は快晴。
絶好の遊園地日和だ。
それに比べてあたしの心は・・・沈んでいる。
あれから—
香織から毎日のように純の話を聞いた。
『昨日メールしたんだぁ♡』
『今日は頑張って電話してみようかなぁ♪』
『なんかね、純くん足怪我したらしいよ。大丈夫かなぁ??』
呼び方も『神楽くん』から『純くん』になった。
その度にあたしの心はズタズタになっていった。
でも
『諦めなくちゃいけない』
必死に自分にそう言い聞かせた。
あたし・・・この1週間、心の底から笑ってないような気がする・・・。
はぁ〜・・・。
「お前、ほんと最近溜め息多いなぁ。大丈夫か??」
「うわぁ!!!!」