Time Machine
「香織、彼氏つくらないの??」
「ん〜・・・どうだろ。」
「昨日も呼び出されてなかったぁ??」
「うん。隣のクラスの中田くんに。」
「OKしなかったんだ??」
「断っちゃった。だって、あんまり話した事無い人だしさぁ。」
「じゃあさ、香織、好きな人はいないの??」
ガッシャーン!!!
え??
香織はいきなりお弁当をひっくり返してしまった。
「え?!うわぁ!!ひっくり返しちゃった!!」
香織は慌てて床に散らばったおかずを拾い集める。
「香織?大丈夫??」
「え、あ、ごめんね、ありがと。」
あたしは香織を手伝いながら、ちらっと香織の顔を見る。
顔がたこみたいに真っ赤になってる。