スーパーマン


グイッ


気づいたときには、あたしは廉の腕のなかにいた。


何がおきてるのかさっぱりわかんない。


『廉…??』


少し顔をあげて廉の顔を覗きこむ。


廉の体は小刻みに震えているように見えた。



「…なぁ、鈴。」

『なぁに??』

「鈴は、俺のこと好きか??」



…え??




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