スーパーマン
「…ごめん。」
『え??』
「俺、やっぱ鈴とは付き合えないわ…。」
目の前が真っ黒になった気がした。
急に世界がモノクロになる。
「俺、もう、屋上には来ないから…。」
あたしを壊れ物のように、
大事に自分から遠ざける廉。
そして、廉は屋上を去っていった。
それと同時に、だんだん穏やかになる風と雨。
しばらくたったら、
そう、まるで嵐が去ったように、
穏やかな晴天へと変わっていった。
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