スーパーマン


麻理は頷きながら、「知ってる」って少し笑った。


そこでわかる。


あたし何でも麻理に話してたんだなぁって。


それに…、


麻理はいつもあたしの話なんか聞いてないと思っていた。


けど、それは間違いだったんだ。


麻理はしっかり聞いてくれていたんだね。




『けどさ、あたし思いもしなかったんだよ。』


こんなに早く幸せに終わりが訪れるなんて。


想像もしなかった。



『あたし、廉のこと好きにならなくちゃよかったのかなぁ??』



< 109 / 252 >

この作品をシェア

pagetop