スーパーマン


もう、やだ。


なんで無視するの??


話したくないぐらい、あたしのことキライになっちゃったの??


ねぇ、廉は知らないでしょ。


好きな人に無視されるほど辛いことはないんだよ。



『廉のばかぁ!!』


気づいたら叫んでた。


目から大量の涙を流しながら。


食堂にいる人たちがギョッとした目であたしを見る。


もちろん、廉も。

その周りの女の子たちも。



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