スーパーマン


放心状態のあたしを置いて、廉は食卓へと進む。


「上手そうじゃん。」


驚いたように食卓を見つめる廉。


よし!!


見た目はOKだ。



「なんか悪いな。鈴の誕生日なのに…。」

『全然っ!!』


あたしは首をブンブンと左右に振った。


そんなことない!!


あたしは廉と入れるだけで満足だもん。


みたいな。



「じゃ、いただきます。」



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