スーパーマン
06★恋の罠にご用心
廉side
『げ。』
俺は露骨に嫌な顔をしてしまった。
鈴の誕生日パーティーが終わり、
鈴を送った。
そして戻った自分のマンションの前。
なんで梨花子がここにいるんだ…??
「おかえり。」
梨花子は完璧な笑顔を見せながら、俺に近づいてくる。
「ねぇ、話したいことがあるんだけど。」
『別に。俺はないから。』
梨花子を迷いなくバッサリと突き返す。
今さら、何を話したいって言うんだよ。