スーパーマン
あたしの心、彼女の心。
あれから、待っていたかのように、廉からは驚異のスピードで返信が届いた。
内容は
〈わかった。〉
それ一言。
いかにも廉らしいなぁって感じ。
こういう時、あたしも廉も、変に気取ったりしない。
あたしたちって似てないようで、実は似てるのかもしれない。
まぁ、そんなこんなで、今、廉のことを裏門で待ってます!!
あえて屋上にしなかったのは、カフェでも飲みながら話し合いたいなって思ったから。
ただのあたしの気まぐれ。
そんな気まぐれが、不運を巻き起こすなんて思ってなかったんだ。