スーパーマン
「あんたさ、何様なつもり!?」
ドンと壁に背中を叩きつけられた。
目の前を囲むのは、先輩の皆さん。
これは世に言う「呼び出し」ってやつ。
予想はしてたけど…、
思った以上にすごい迫力。
正直、こわい。
『何様って…。』
「てゆうか、本当にあんたみたいなのと廉が付き合ってるの??」
あざ笑うように、リーダーぽい人が言った。
『付き合ってますよ。』って言いたいけど、怖くて言葉が喉の奥に詰まってしまう。