スーパーマン

「…それどういう意味??」

『そのまんまの意味です。
廉をとられたからってこんな汚い手をつかって…、
先輩たち最悪ですね。』


迷いなんてない。


きっぱりと言い切った。


先輩たちの手はプルプルと震えてる。



「コイツっ…!!」


先輩が腕を振り上げた。


その手はあたしの目の前に近づいてくる。


あたしは咄嗟に目をつぶった。




ドカ。


何かに当たった鈍い音がここらに響いた。


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